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【市長コラム】山笠巡行安全マニュアル(令和元年9月号)

印刷 文字を大きくして印刷 更新日:2019年9月1日更新 <外部リンク>

 この夏は台風が頻発。お盆に襲来した台風10号は超大型で直撃の予測もありましたが、日本への上陸間際に進路がやや東寄りとなり、雨雲も台風の東側に集中し、幸い市内では大きな被害には至りませんでした。しかし、お盆の帰省と重なり、多くの人達に影響がでました。
 市内では恒例の多久山笠に影響が出ました。毎年8月15日と16日に開催され、多久の夏の風物詩となっている山笠は、昨年70周年を経ての祭事です。
 祭り本部は、超大型台風情報で、進路によっては危険と判断され、安全第一を重視し、「15日の中止」を決定されました。まさに危機管理です。
 危機管理と言えば、昨年の山笠巡行が終了し、山車を格納する際、提灯山から男性が落下するという予期せぬ事故がありました。その場での救急対応、そのあとの経過に関係者は皆、固唾を飲んで注視しました。幸いご本人は無事回復し、今回は祭本部運営側で尽力されました。
 実は、事故を教訓に「安全マニュアル」が作成されました。必ずしも一般には知られていませんが、山笠巡行で、人形山・提灯山の各々の動きを詳細に分析。安全運行への取組み、体制、参加者の心構え、行動規範などが記載されています。安全に実施し、伝統を継承し、地域活性化に役立ちたいとの願いが光ります。若衆会を中心に一連の作業が進められ完成しています。
 人形山に参加予定だった私にも「市長さんも熟読して下さい」のメールも届きました。
 見えないところで細心の努力、忘れずにいたいものです。
 祭は16日のみでしたが、多くの参加者で盛況となりました。
 若衆会も全て仕上げてから打ち上げだったとのこと。お疲れ様でした。来年もよろしく。