未来を生きる子どもたち。未来に、それぞれの個性を発揮して活躍してほしい。それにはやはり教育が肝心です。そんな思いから、人間力向上のきっかけにと取り組むのが論語かるたであり、未来志向で創造を図るのがICT教育です。
ICT教育は来年大きな節目を迎えます。2020年五輪の年はプログラミング教育が本格始動する年でもあります。時代の変化も捉え、ICT教育環境整備が重要なのです。
それには機器や通信環境の整備、指導力向上などが必要で、予算も必要です。とはいえ必ずしも財源潤沢ではないので、IT企業等との連携、国の学力向上・ICT教育推進実証事業に取組み、実質的な市負担を極力抑えながら整備を行うという工夫で実現を目指してきました。
さらに時代変化も速く、新たな技術も可能になってきました。
そこで最新技術でもあるパブリッククラウドを活用して学力向上と教師の働き方改革推進に挑みました。教育現場、すなわち教職員やICT支援員等の尽力で、少しずつ加速しながら未来への教育実現をめざしたのです。全国ICT教育首長協議会で情報を集めつつ、取組み努力の客観的評価や今後の展開も考慮し、日本ICT教育アワードに応募しました。この分野で永年指導役をされてきた学識者、視聴覚教育振興団体の代表者などによる審査委員会で厳正に審査いただきました。
結果は、総務大臣賞を受賞することができました。まずは一段のステップアップです。これを励みにさらに内容の充実、さらなる未来志向努力を積み上げていかねばと感じています。
なぜなら、これら努力こそが子どもたちの瞳輝く未来の実現につながると信じるからです。