新たな年の始まり。新春祝賀に添え、まずは報告からです。
新たにめざすものに、市民の心の栄養にもなる、文教の里にふさわしい図書館があります。
新たな図書館の基本設計予算案(債務負担行為)を十二月議会に提案しましたが、1人の差で可決に至らずでした(関連予算ゼロの修正案に賛成8人)。
予算委員会では「慎重な対応をという議会申し入れの扱いは?」の意見が出ましたが、申し入れを受け、図書館を所管する教育委員会は月日をかけ、視察等も行い、専門的情報の研究やさまざまな検討を重ねました。既にこのことは議会に説明し、再検討の上での提案です。改めて担当から経過を説明しました。
財政が心配の意見がありますが、市の中期財政計画に図書館整備や公民館整備等を明記し、市の財政負担が軽くて整備可能な財源確保や財政運営で大丈夫とも説明してきました。各施設も財政計画で調整して推進を図ります。運営面も経費節減を旨として堅実財政運営に努め、課題解決することとしています。
今の時代、素敵な図書館の存在は、地域文化や人々の教養涵養(かんよう)に必要です。図書館は、定住促進や子育て支援、生涯学習にも重要であり、学び・癒し・交流の拠点です。図書館を核に新しいコミュニティが各地で生まれています。文化芸術ミニ展示や読み聞かせ、学習室、移動図書サービスなども可能になり、もっと笑顔が広がるはずです。
親子あるいは祖父母と孫で、時には友達と、本とのふれあいを共有し「この本はおもしろい」「ためになった」「今度はどんな発見かな」と語りながら家路に就く。そんな日常風景は心に沁(し)みる記憶と糧になるはず。
ご意見を頂ければ幸いです。
今年もよろしくお願いします。