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11月 普段から不断に積み上げる

印刷 文字を大きくして印刷 更新日:2018年11月1日更新 <外部リンク>

 改革志向の有志市長で災害対策・防災をテーマに情報交換しました。今年は豪雨・台風が多く、各々苦労を重ねており、特に注目は暴風と停電でした。
 暴風はハザードマップにも記載困難で、突然襲ってきます。規模も気象次第で変わります。大型台風では直下でなく、離れた所で突風被害も出ます。台風24号では今出川河川敷の桜がいくつも倒れました。
 停電は暴風時に電線や電柱への影響で発生します。台風24号では市内の一部で発生した停電の地区に急行しました。強風と横殴りの小雨の中、電柱に登って作業する電力会社社員さん、その真下で電柱番号を送電本部に連絡し対応を急ぐ社員さんから状況を聴きました。
 また今年は北海道でブラックアウトが発生。突然の大規模停電で一時はパニックとなり、日本経済へ影響も出ました。
 市内の送電線網の詳細な実情を行政側は十分には把握できてない面も認識しました。
 これらの現場体験から、電力会社の危機管理情報と市役所の災害対策本部情報を共有し、対応に当たるべきと感じました。
 さらに停電時は「回復はいつ」「原因は」などの問い合わせが電力会社に殺到し、通じないと市役所に集中するという具合です。これにはコールセンターやSNS対応も必要になります。
 それやこれやで九州電力と県内首長の情報交換の場で、対策強化を提案しました。「普段から備えを不断に積み上げる」は防災の要諦です。マイハザードマップづくりも各地区の防災訓練のひとつとして有効です。大切な情報、身近な人材を繋ぎ、災害に強い地域づくりを高めていこうではありませんか。
 来月は師走。気忙しいほど安全運転。急ぐ時ほど一呼吸。