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1月 温故創新

印刷 文字を大きくして印刷 更新日:2017年1月1日更新 <外部リンク>

2016年回想から想定外も想定内に備える

 2016年は「想定外」のある年でした。1月極寒の大雪、夏猛暑で農作物被害、大雨で避難勧告を出すなど消防団出動も増え、災害対策にも奔走しました。4月は熊本地震。幸い市内に被害なく、すぐに被災地支援を開始しました。我々行政に携わる者が、非常事態や危機に際し「何事も想定内で対応できる」よう備えることの重要性と、安全安心による普通の暮らしの貴さも教えられました。
 「人」の活躍も光りました。ウォールアートや文化祭・音楽祭・TMCなど多久から魅力発信され、スポーツでも特に子どもたちも活躍。クライミングアジアユース大会優勝、柔道全国大会準優勝。少年野球、バドミントン、フェンシング等で全国大会出場。県内初トレイルラン大会も多久で開催され、アスリートを応援しました。救助犬活動に地道に勤しむ市職員も報道で紹介されました。

市民と活かす多久魅力多久のカキクケコ推進

 市政では地方創生はじめ活性化に取組み、観光、教育、くらし支援、健康幸福、子育ての「カキクケコ」展開です。
 ゆうらく再生による観光交流活性化、日本一の小中一貫教育の充実向上、シェアエコノミーで新たな働き方応援や産業支援、健診受診率向上と健康づくりで長寿健康の向上、県内トップレベルの子ども医療費助成や新たな子育て支援センター整備等、積極的に推進中です。

実り多彩な充実の年に

 今年の干支は酉です。酉には「果物が極限まで熟した状態」の意味があり、「物事が熟す」「充実」の年になる暦めぐりといわれ、実現には積極性・創造性が不可欠です。お互いにその心意気で、鳥となって飛翔する挑戦をしたいものです。
 新年1月には佐賀県立美術館で、海外で活躍中の多久出身の細密画家・池田学氏の個展。「学びの里プロジェクト」で2月にピーター・フランクル氏、3月に茂木健一郎氏が講演。4月は新たな児童センター(旧北小)が始動し、子育て支援を拡充させます。秋にはゆうらくが再生始動予定で女山トンネルも開通です。図書館整備等の検討協議も続けます。これら取組みを進め、多彩で久しく光る「文教・安心・交流」のまち多久を高めます。
 また今年は多久の儒学者草場佩川先生の没後150年を記念する企画展や、多久聖廟の日本遺産登録への活動開始も予定しています。豊かな多久の自然を生かし、人口定住促進やインバウンドにもつなげる発信もしていきます。
 まさに多久の「温故創新」に挑戦です。実になる種も蒔き、大いなる開花と実りに繋がる努力を重ねていきます。