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6月 熊本地震続報~被災地・西原村を訪ねて

印刷 文字を大きくして印刷 更新日:2016年6月1日更新 <外部リンク>

5月14日、余震の続く熊本地震被災地、阿蘇郡西原村を訪ねました。ここは佐賀県と県内市町が協力して支援しています。
コンビニも営業中で、パッと見では被災地?と思う程ですがそこかしこにブルーシート屋根が目立ちます。2 つほど角を曲がると、傾いた家、損壊した壁など、光景が一変します。
ガレキ処理場では多久市職員が他自治体メンバーと一緒に頑張っており、声掛けだけでなく実際にガレキ作業を手伝いました。暑さと埃も多い現場。それでも受け入れの最初から、広いグランドに品目ごとの分別位置を指定して集める手法は効果的です。東日本被災地の経験と知恵が生きています。
役場隣の支援物資センターは整然と品揃え。「必要なもの持って行ってください。多量は困ります」旨の張り紙も。子どものお菓子、乳児の食品、大小のおむつ、衛生用品等が並んでいます。「最も必要なのは飲料水」とも。水道は仮設で復旧、でも飲用ではないのです。暑くなる時期で今後は需要が増えそうです。
西原村の日置村長の話を伺いました。「最大被害の集落では30戸のうち2戸を除き全壊。生き埋め者が9人発生。でも地元住民の協力で全員救出」とのこと。互助共助は大切です。
河原小学校の避難所にも足を運びました。優れた消防団幹部OBリーダーのもと整然と避難所運営中です。「感染症を1人も出さない」を目標に日々環境を改善し「仮設住宅入居の2・3か月先まで皆で明るく頑張ろう」の態勢。地区在住の看護師さんは発災時には技能を活かし手当にあたったそうです。できることをできる人が担って支え合うことの重要性が光ります。
教えられることの多い被災地訪問でした。多久市や佐賀県の防災力向上に更に努力します。雨季になりますからご用心。