4月14日21時26分。九州に激震が走りました。市内は震度3。震源は熊本地方。さらに16日午前1時25分にも。市内は震度4。震源は同じく熊本地方。いずれも震度7という大きな地震です。あの阪神淡路大震災と同じ振動です。
すぐに対策本部を立ち上げ対応しました。2回目の激震では避難所を各町公民館と納所会館に開設。最大19世帯49人の自主避難者でした。翌17日9時前に全員が帰宅されました。市内で地震の被害はなく、市民のみなさんのケガもなく安堵しました。
しかし、被災地は被害甚大。時々刻々入る情報や報道では震源周囲の被災状況はひどく、余震も多く、被害拡大状況です。家屋の倒壊・半壊、道路・橋の損壊や崩落、尊い人命も失われました。避難生活でエコノミー症候群により体調を崩した方もあります。
発災後すぐに救助犬と伴に現地入りした市職員、緊急援助隊として急行した消防署員、災害医療対応DMAT隊として奔走した市立病院医師他スタッフの働き。民間ネットワークでは支援物資(おむつ、生理用品、トイレットペーパー、おしりふきなど)を収集・搬送、市内誘致企業からも飲料水提供。市も庁舎倒壊状況の宇土市へ飲料水・ブルーシートなど支援物資を搬送など、さまざまな動きが広がりました。すべてのみなさんに感謝を捧げます。
避難者受入れは市営住宅などでの体制も整え、北多久町の雇用促進住宅は熊本県が管理本部と使用許可交渉されています。
19日に多久市で被災地支援本部を立ち上げ、複合的支援を展開しています。佐賀県と県内20市町は協力し熊本県阿蘇郡西原村を重点支援します。人口は7千人程、約半数が避難者で、家屋の約半数が倒壊・半壊という厳しい状況です。人員派遣も行います。
今後もさまざまな支援が必要です。必要に応じてお知らせしますので、その際にはよろしくお願いします。なお、義援金受け付けも市役所・各町公民館・社会福祉協議会で行っています。