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3月 学びの里プロジェクト発進

印刷 文字を大きくして印刷 更新日:2016年3月1日更新 <外部リンク>

 「多久の雀は論語をさえずる」「百姓に路を尋ねると鍬を置いて(人の)道を説く」。いずれも多久を表わす言い伝えです。
 この背景には多久聖廟と儒学があります。地方の小都市に壮麗な孔子廟を創建した多久茂文公の卓見と英断。志あれば身分問わず学べる学問所もつくられ、それは後に東原庠舎となりました。
 だからこそ多久は「文教の里」とも称されてきました。その歴史を礎に、未来への人材育成、人格陶冶と、多久からの新発信を狙ってスタートしたのが「学びの里プロジェクト」です。
 第1回講演会が2月20日に中央公民館大ホールで開催され、「逆説の日本史」で著名な井沢元彦先生が「孔子・孟子と新儒教」の演題で講演され、ファンをはじめ熱心な聴講となりました。
 江戸期の朱子学は徳川家康が奨励したものの、実は孔子孟子の時世とは異なるという分析で始まりました。統治する面が色濃く、商いを蔑視し、商業を最下位とする身分制度など問題があったというのです。商業商人は悪との分析に一瞬会場は静まった感さえありました。しかしそれは本来の儒学と異なるもの。何事もよく吟味し理解が必要との警鐘に、なるほどの反応。時の覇者の都合で変わる面があり、歴史は深く見つめ正しく理解すべきと教えられるとともに、創造なしに歴史の発展はないとの教訓を知るにつけ、まさにイノベーションが重要との思いを強くしました。
 半日ご一緒し、爽快なお人柄に魅了される感謝の日でした。
 第2回は3月22日夕刻。ホリエモンこと堀江貴文さんから経営や人生に関する講演予定。ご期待ください。さらにユニークで新たな発信の多久アピール動画も準備中です。ご期待ください。