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11月 人々の心を希望に向ける

印刷 文字を大きくして印刷 更新日:2015年11月1日更新 <外部リンク>

 10月24・25日の日本晴れのもと、多久まつりは盛大な開催でした。市内外から多くのみなさんが集われ賑わいました。25日は、多久聖廟創建以来三百年以上続く恒例の釈菜も厳かに納めることができ、さらに釈菜の舞・参列生徒の唱歌・幼児太鼓・花棒舞・腰鼓・獅子舞などに観客も魅了された様子でした。
 そんな秋のある日に、宮内庁から丁重なお電話をいただきました。内容は、皇后様お誕生日にお送りした祝電への御礼でした。
 天皇陛下に同行され被災地訪問など多くのご公務を献身的にお務めされるお姿に感謝の念が募るばかりです。副島家の御縁もある多久から、81歳のご長寿の祝賀と、ご健勝を祈念する心をお送りしたのです。皇后様のご配慮を賜り改めて感動いたしました。
 お誕生日に際しての御言葉では、愛子内親王様との語らいにふれられています。戦争末期の広島で、人手不足のため市電の運転を任されていた女子学生たちが、原爆投下4日目に自分たちの手で電車を動かしたという記事のことが話題になったという内容です。そして「悲しみの現場に、小さくとも人々の心を希望に向ける何らかの動きがあったという記事に心を留めたことを嬉しく思いました」と述べておられます。
 「人々の心を希望に向ける」。なんとも素晴らしい響きです。私たちは、明日への希望があれば、辛苦を耐えて進んでいけます。誰もがそのようになれる社会を創りたいと改めて感じます。
 11月は政策提案・予算要望の季節。国への要望を行います。地方創生戦略ビジョンをまとめ、市勢発展にも「心を希望に向ける」の心で臨み、実り多き未来に向け、大いに努力して参ります。