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【市長コラム】健康はすべての基本 三大メタボがん克服へ(令和5年5月号)

印刷 文字を大きくして印刷 更新日:2023年5月1日更新 <外部リンク>

桜花天地に輝く春の息吹が美しい卯月から、端午の節句の皐月を迎えます。コロナ禍も県内では収まる兆しが見えますが、連休明けに再びピークとの予測もあり、注意喚起は必要です。

「健康はすべての基本です」と先日の健康推進員委嘱状交付の際に挨拶しました。特定健診や乳幼児健診等の事業を手伝い、健康づくりに尽力下さるのが健康推進員の皆さんです。

健康について、皆さんはどのように取り組まれていますか。

令和3年度の特定健診受診率全国ランキング速報値で多久市は再び全国2位になったとのこと。市民の皆さんのご協力と関係者の方々のご支援の賜物です。

健診結果の数値でみると、佐賀県や多久市は見過ごせぬ課題があると言わねばなりません。血圧、血糖値、内臓脂肪などで、改善を要する人が多いのです。いわゆるメタボの課題です。

佐賀大学医学部長、附属病院長にお会いしたら「前立腺がんで佐賀県はワースト1位。改善したい」と語られました。前立腺がんは血液によるPSA検査で兆候が分かり、早期発見が可能です。にもかかわらず増えていると危惧されています。同大学ではこれに肝がん、すい臓がんを加えて「三大メタボがん」として予防や早期発見を呼びかけておられます。この3つについて近年のデータでは佐賀県は全国ワースト1位か2位です。

啓発と行動が必要です。50歳以上の男性の皆さんはPSA検査を受けることが重要です。

市では、このような要注意項目等を注視し、生活習慣や食事等の改善を啓発しています。無理なく自分のペースで、改善努力の継続が大切です。

健診や生活習慣改善で自身の健康長寿を育みながら、煌めく春を謳歌したいものです。