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5月 釈菜と統一地方選挙を越えて

印刷 文字を大きくして印刷 更新日:2015年5月1日更新 <外部リンク>

 桜花春風に舞い、新緑輝く季節になりました。聖廟釈菜もみごとな好天に恵まれて、厳かに、そして滞りなく挙行できました。春と秋の釈菜では改めて創建の原点を思い、茂文公の初志を感じる瞬間があります。
 祭典前には心身を整えて祭事に臨むようにという慣習がありますので、自分なりに毎回孔子ゆかりの書物を繙くようにしています。今回は孔子七十七代ご子孫・孔徳懋先生の『孔家秘話』(大修館書店)を読み進みました。孔子から始まる先人の並々ならぬ苦労を垣間見ながら、こんな苦難もあったのかと歴史の厚みを教えられました。
 そして4月は統一地方選挙の月でした。佐賀県議会議員選挙、多久市議会議員選挙が行われました。市議選は昭和29年の市制施行以来の初の無投票でした。たしかに全国的に増えている無投票の傾向ですが、市民のみなさんも、これに注目され、新たな関心と問題意識をもたれたようです。
 「地方議会の存在意義は」「どんな役割や責任があるのか」「議員定数の考え方」「報酬・政務調査費のあり方」「人口比から見て定数減を」「定数と同数の立候補なら定数を減らしてよいのでは」「対立ばかりでなく建設的提案をする議会であるべき」「若い世代も挑める環境整備」などです。
 今月12日には臨時市議会が開かれ、議長等を決める協議が行われますが、市議会にはそのような熱論の期待が集まる気運が強いようです。
 暖かくなりますが、健康には十分にご留意を。