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【市長コラム】ここから運気改まる(令和5年2月号)

印刷 文字を大きくして印刷 更新日:2023年2月1日更新 <外部リンク>

 1月24・25日は10年に一度の猛烈な寒波が襲来。日本上空にマイナス15度以下の寒気が流れ込み、各地で猛烈な寒さと雪が観測されました。おだやかな日和の正月三が日とは打って変わった冬の天気でした。皆様は大丈夫でしたでしょうか。
​ そんなこの時期の天候や万事如意に行き難いことを見越すかのように、日本の年中行事には「節分」があります。
​ 節分とは、そもそも季節の変わり目のことで、立春、立夏、立秋、立冬のそれぞれ前日をさします。古くは、立春が年の初めと考えられ、その前日である節分を大晦日として特に重視するようになったのです。
​ 現在でも立春の前日を節分の日として豆まきや邪気払いの行事などが行われます。
​ 節分の豆まきは「追儺(ついな)」と呼ばれる朝廷の年中行事に由来するとされています。
​ 追儺は、中国から伝わった、さまざまの道具を用いて疫病や災難などの悪疫を追い払う行事で「鬼やらい」とも呼ばれ、元々は大晦日の夜に行われていたようです。当時の節分の儀式は災害除けや長寿を目的とした読経を行われていたようですが、次第に追儺の風習が入り込み豆打ち(豆まき)が始まり、民間にも広く普及したようです。
​ 豆を使う理由には様々な言い伝えがあり「魔滅(まめつ)」=魔物を滅するの意味や、中国の医書に大豆は鬼毒に有効と記されていたなどあるようです。
​ 節分が大切と思えるのが、この日から運気が改まることです。年初から諸々のことが意のままにうまくいかなかったとしても、節分で心機一転して、新たな福の運気を呼び込み、佳い新年にしていきたいものです。
​ コロナ禍の悪疫はまだ続きます。くれぐれもご自愛ください。