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2月 年またぎ知事選挙と鳥インフルエンザ

印刷 文字を大きくして印刷 更新日:2015年2月1日更新 <外部リンク>

 師走の総選挙に続き、年またぎの知事選挙となり、県内は正月気分の薄い1月でした。知事選挙では、地方自治の尊重と共感できる改革を訴えた山口祥義氏が約4万票差で当選となった。
 報道では「農協vs官邸」の言葉が躍り、開票後は「佐賀の乱」とも表現された。しかし県内感覚ではそんなことはなかった。農協改革が争点ではなかったし、得票上位者2人は政策面で与党や官邸と大きく異なるのではなく、山口氏も重要課題は重要として、課題によっては慎重堅実な対応が重要と訴えた。重職者のあり方論、中央に差配される人選や物事決定の妥当論も話題になった。
 厳しい時代に賢明で着実な佐賀県政の発展を願い熟慮した県民選択の結果といえよう。生活者視点で県民とともに理念実現を目指す政治姿勢が肝心だとの判断でもある。県政発展には民主的プロセスも重んじ、新たな時代要請に応えるチャレンジが不可欠だ。希望と期待を込めて注視したい。
 歴史的な名言「信なくば立たず」の「信」は誠に重要である。信任された重職者には想定外の危機対応も求められる。まさに新知事が直面したのは有田町で発生した県内初の鳥インフルエンザだった。関係機関と連携し7万3千羽の殺処分で封じ込めに成功。今後特段の異常がなければ2月11日に解除となる見込みだ。消防庁担当経験と多くの人の協力が功を奏した成果となった。
 ところで1月半ばから県内市内でインフルエンザも流行中。うがい・手洗いを励行してください。