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11月 国際儒学連合会で多久の世界デビュー

印刷 文字を大きくして印刷 更新日:2014年11月1日更新 <外部リンク>

 国際儒学連合会という学術組織があります。世界の儒学研究者等をネットワークして研究学会を催すとともに、孔子の教えを軸に新たな時代の要請に応えうる儒学の可能性を探求・発信すべく、1994年に設立され、5年毎に総会が開かれます。本部は中国北京で、孔子直系子孫の孔徳懋先生、孔垂長先生、多久も毎年お世話になっている漢詩指導の大家・石川忠久先生も栄誉顧問です。
 その本部から「第5回国際儒学研究大会で日本のスピーカーの1人として発表してほしい」と依頼がありました。9月24日から北京で学会・総会、続けて孔子生誕地・曲阜訪問の日程です。公務があり全参加は難しいと相談し、多久と多久聖廟の世界発信チャンスと捉え参加しました。
 風雨の中、北京会場着22時。強風で翌朝は青空となった天安門広場の人民大会堂での開会式典には習近平国家主席も最後までの参加でした。まさに孔子・儒学に並々ならぬ熱の入れ様です。
 公用語は中国語と英語のため、発表も論文提出も英語で挑戦しました。当日は多久の論語教育や多久聖廟について90枚の画像を使って伝えました。各国参加者から「今度日本に行くときは多久を訪れたい」と好評でした。さらに総会採決で世界312人の理事メンバー参加となりました。
 今年は孔子生誕2565年。儒学の深い教えに学びながら多久を発信していきたいと思います。
 すべてのみなさんに、実りの秋を祈念します。