【市長コラム】生成発展と成功を信じつつ（令和4年10月号）

　コロナ禍でも、中秋の名月は美しく輝いていました。願いを込め愛でた方も多いでしょう。
　今回は祈願成就の秘訣について少し考えてみましょう。
　まずは今後への臨み方から。今から77年前は終戦、さらに77年前は明治維新。では77年先はどうなるのでしょうか。今後の予測は容易ではありません。ここで肝心なのは、未だ来ていない未来を不安がるより、将に来るべき将来をめざし未来創造チャレンジすることです。
　次は願望成就法について。
　物事は生成発展するという見方考え方があります。最近のデジタル化の進歩は顕著です。「生成発展」を基本に諸事を見つめ、万物の「生成発展」を信じて、対処と努力が大切です。
　実はそこに条件があります。清廉かつ素直で、善意に満ち、誠実真摯な努力が必要です。そうすれば活路は拓け、成功につながるのです。これを信じるかどうかは人次第ですが、信じて行えば結果は違います。
　これらの見方を基に、さらに「人生成功の方程式 人生の成功＝熱意×能力×心の姿勢」も描けます。このうち能力よりも熱意は何倍も重要。災難や難儀が降りかかっても、怯（ひる）まず、腐らず、焦らず、自分を信じ挑み続ける。成功の姿を心に描き、地道に努めるのです。心の姿勢はマイナス百点からプラス百点までで、心の姿勢で人生も仕事も結果は大きく変わります。
　宇宙には不思議な法則があるようで、人のためになる夢を強く願望し、生成発展を信じ努めれば成功に至るようです。
　「必ずできる」と願うことから始めましょう。明るい未来、健康平穏な日常。皆で取り戻しましょう。（＊「生成発展」は松下幸之助翁、「人生成功の方程式」は稲盛和夫氏の教えから）