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【市長コラム】感染体験を次に生かす(令和4年9月号)

印刷 文字を大きくして印刷 更新日:2022年9月1日更新 <外部リンク>

 コロナウイルス感染症の陽性反応者がなかなか減りません。波のように増えたり減ったりまた増えたりの推移が続き、お盆前後に急増しました。8月22日には岸田首相も感染。各地の市長等の感染も報じられています。
 感染した経験からの気づきがあります。
 まずは、発熱など症状のある場合は外出せず、人に会わないことの厳守が重要です。これは感染拡大予防の基本です。「まあこのくらいなら」はリスクを高めます。発熱したまま動いては他の人に感染を広げる可能性が生じます。少しの我慢が結果を大きくかえていきます。無症状の人は、感染拡大の要因にもなるのです。大切な人のためにも、適宜自重が必須です。
 症状も個々に違います。発熱ひとつをとってみても、37.5度位の人から40度を超える人まであるようです。
 ほかの症状についても、喉の痛み、咳や痰、味覚や嗅覚がなくなる、倦怠感など。発症時期も個々に異なり千差万別です。
 咳込みが酷く食事も困難だったとも聴きました。身体が弱るし体力も落ちる。栄養が不足すると傷んだ身体の回復にもマイナスです。それらの状況が続けば免疫力も落ちるし、フレイル(身体的虚弱化)が進みかねません。自宅療養などの後に、そのような影響が残れば、今度は他の病に罹患しかねません。
 ひとくちに療養と言っても、そのような差異もあることも鑑みて配慮が必要です。さらに単身だと、療養期間は外出できませんから、食糧調達も難儀することになります。咳込んで食べられないとかならゼリー状の補給食材などの配慮も必要になります。それらのサポートも重要。
 自治体としても、市長としても感染体験を次に生かします。