去る6月1日開催の第92回全国市長会議(通常総会)で自治功労表彰が行われ、永年勤続特別功労表彰を受賞しました。市長として25年間の勤続表彰であり、唯一人受賞するという栄誉に浴し、挨拶しました。
まずは感謝です。日々元気に職責遂行できているのも、市民の皆様、市職員や執務関係の皆様、友人、妻と家族のお陰であり、改めて謝意を表します。
回顧すれば、直近では令和元年・3年の災害対応で奔走し、有志市長諸氏のご理解により、人的派遣など有難い応援を頂戴しました。実に有難かった。被災して分かる有難さを身に沁みて痛感し、できることはできるだけでも尽くすこととし、支援を心がけています。
地方分権改革にも縁を頂きました。内閣総理大臣の任命で、内閣府地方分権改革推進委員会委員の重職も担い、3年間で99回の会議に98回参加して尽力し「地方が主役の国づくり」をめざし「地方政府」確立への改革勧告も行いました。新たな時代への改革はまだ道半ばです。
今、時代の潮流はデジタル、グリーン、SDGsであり、DXが常識です。世界の先進的取り組みに遅れぬ変革を、わが国の自治体経営で推進することも不可欠です。それが市民満足度向上や新たな時代の行政創造、危機管理向上につながると確信します。
常に"日々新たに"を志し、人々の心に寄り添い、困難に立ち向かう覚悟が重要です。日々努力される全国の市長各位の地道で堅実な努力は「信なくば立たず」を支える基盤です。その一翼を担いつつ、皆さんと一緒に、力と心を合わせ、未来創造に尽くしたいと願っています。
初心忘れず、経験や実践を活かし、市政発展や人づくりなどに尽くしたいと思います。今後も宜しくお願い致します。