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3月 オリンピックに光った努力と心

印刷 文字を大きくして印刷 更新日:2014年3月1日更新 <外部リンク>

 ソチ・オリンピックでは世界のアスリートが世界屈指の技を披露した。日本選手も大いに頑張った。平常心で自己ベストを出すこともなかなか難しい。自分との闘いや気象との戦いもある。
 女子ジャンプの高梨選手は17歳でワールドカップ連勝、金メダルの期待も大きかったが風がチャンスを狂わせた。男子フィギュアスケートでは19歳の羽生選手が史上最高100点超えで金メダル。でも「まだ不満」と自分を振り返った。女子フィギュアスケートの浅田選手は予期せぬ苦戦となるも、自己ベスト更新の完璧な演技を披露。その雄姿と感涙は世界の感動となって広がった。
 そんな中に世界の「レジェンド(伝説として語られるヒーロー)」41歳の葛西選手は個人銀メダルに満面笑顔で「次の目標ができた」と語った。
彼にはハンデをもつ妹と母のためというミッション(使命)がある。勝負を超えた崇高な心の力だ。
 団体男子ジャンプでは怪我、病気を抱え、表彰台に立つまで公言せず頑張った選手たちがいた。
 なかでも竹内選手は凄まじい。不治難病のままスキージャンプを続けた。体重も減り、体調も壊す難病と闘いながら世界との戦いに挑んだのだ。
 辛かったと思う。苦しかっただろうと感じる。目指す目標にぶれずに打ち進んだ勇気と努力に心からの祝福を贈りたい。そして思う。あなたたちに負けない勇気を私たちも持ちたいものだと。その心を共有しながら新たな時代創造へのチャレンジを多くの人々とともに続けたいものだ。
 勇気をもとう。明日を開くためにも。

市長 横尾俊彦