8月になった。学校は7月19日から夏休みだ。そのとたん事故が多くなったように思える。楽しいからと落ち着きをなくすと、うっかりが原因でケガをする。小さな気のゆるみが大きな事故にもつながる。皆さんもどうぞお気をつけてください。
先日、ある少年野球大会に参加した。大きな体格の選手、小粒ながらも瞳輝く選手。一人ひとりの顔に興味がつきない。「お~い。みんなガンバレ」と入場行進に拍手を贈った。国旗掲揚後、国家斉唱となった。
その時、かつて渡米してカージナルス球場でみた国家斉唱を思い出した。プロ野球おなじみの風景だ。その日は少年野球の一人が本塁前で独唱。ひたむきな顔がバックスクリーンにも大映し、観客席では全員起立して手(あるいは帽子をもった手)を胸にあて国家斉唱。
日本ではどうか。そうはいかないようだ。先日の大会でも子どもたちは一生懸命なのに大人の一部はおしゃべり真最中。もっとピシッとできないものか。
学校現場や教育の荒廃といわれて久しいが、身近なケジメが瞹眛になっているからではないだろうか。大人がしっかりしていないから子どもたちも「適当でいいさ」とルーズになっていないだろうか。子どもたちを見守りながら、私たち大人のあり方を考える一助にしたいものだ。(とし)