【市長コラム】トラブルのりこえトライする寅年（令和4年1月号）

　新年明けましておめでとうございます。コロナ禍の中ですが、皆様おそろいで新年をお迎えのことと存じます。今年もよろしくお願いいたします。
　市内・県内のコロナ感染は比較的落ち着いた状況で、このまま収束に向かえばとの期待感も膨らみますが、先月初旬から新たにオミクロン株による感染が世界的に拡がり、第6波も懸念される年始めです。
　さて、今年の干支は「壬寅（みずのえとら）」。中国の『漢書』では「寅」は「草木が伸び始める状態」。「壬」は「妊に通じ、陽気を下に姙（はら）む」であり、「寅」は「螾（ミミズ）に通じ、春の草木が生ずる」とされ、そこから「壬寅」は厳冬を越え、春到来で芽吹き、新しい成長の礎と解されます。子年に新しい命が種の中で芽生え、丑年に種の中で育つものの伸びきれず、寅年に春が来て根や茎が生じて成長し、草木が伸び始めるとされる暦巡りです。何事にも好奇心を持ち、ポジティブに進み、努力の成果を期待し、希望に輝く年にしていきたいものです。
　年末のコロナ対策での子ども1人10万円給付は全額一括現金給付としました。今後も状況を鑑みながら対策に努めます。また最近は災害も多く、災害対策に注力しつつ、多久市・小城市で進める新公立病院整備や、2024国民スポーツ大会の弓道・スポーツクライミング競技開催準備などを進めます。
　さらにデジタル改革、ＳＤＧｓ対応も重要テーマです。トラブルを乗り越え、小さくともキラリと光る未来創造にトライする寅年にしたいと思います。
　3回目のワクチン接種券は追加接種可能月の前に皆様に送付します。2回目後の接種間隔については7ページを参照ください。
　皆様のご多幸を祈念します。