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6月 行政にも新しい風

印刷 文字を大きくして印刷 更新日:1999年6月1日更新 <外部リンク>

 先日「市町村行政経営フォーラム」にパネリストとして参加した。最初にアメリカの自治体における取り組みが報告された。事務事業を評価して、仕事の効率や効果や結果をしっかりと分析し、よりよい方法を追求していく。各地の取り組みの中から質の良いものの情報を交換しあい、より高品質のものにあわせようと努力する。その姿勢には大いに学ぶべきものがある。
 またさらに日本全国の市町村で元気の出る取り組みの報告もあった。さまざまな課題に対し、よりよい対応の工夫が始まっている。行政でも民間経営並みのバランスシートをつくったり、仕事分析をしたり、と今までにない創意工夫が少しずつ動き出している。
 討論では、北海道のニセコ町長、大阪府の横山ノック知事側近、尼崎市のシンクタンク職員、行政コンサルトとともに参加した。就任以来の多久市の取り組みや市長としての思いを紹介した。そして議論。確かに理論的にはいろいろ意見も出るし、最初から100点満点のものはないだろうが、現状よりも良い品質と高い住民満足度を提供できるような行政づくりを目指していくことが必要だと改めて感じた。
 「顧客満足度」「成果評価」「品質向上」という視点での行政改善が本物の行政改革を生む時代になる。「行政も経営だ」という発想でとらえ、さまざまな試みが始まろうとしている。これが最新の時流。