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8月 小百合さんの志

印刷 文字を大きくして印刷 更新日:1999年8月1日更新 <外部リンク>

 吉永小百合さんがCDを出されている。旅行記出版は知っていたが、まさに初耳だった。教えて下さったのは政治学者の福岡政行先生だ。選挙報道等で皆さんもご存知だと思う。福岡先生は小百合さんと早稲田の同窓とのこと。最近ではニュースキャスターの筑紫哲也さんが主宰される「自由の森大学」で、3人の講演トークをやったら超満員だったそうだ。小百合さんの朗読に、満堂の聴衆が涙された。その朗読の内容は、広島原爆の被災者や家族の方々のつくられた詩である。朗読ボランティアをずっと続けておられる。CDなどの益金は被爆者の方々への基金に役立てられる。
 小百合さんにはひとつの使命感がある。自分の年齢は戦後何年という数字と同じ、だから自分が今日平和に暮らせるのも多くの犠牲のおかげであり、その苦労や歴史の重みを忘れないために自分にできることで役立ちたいと思い立たれたそうだ。
 そんな志を知り、早速CDショップを訪ねてみるがなかなか巡り会わない。思い余り、吉永小百合さんに手紙を書いた。事務所宛ではあるが、福岡先生のことから書き出してCDを入手したいとの内容である。7月23日には長崎をテーマにした続編も出されるとわかった(この原稿は7月22日作成)。
 8月は2つの原爆の日と終戦記念日がやってくる。先人の犠牲に感謝と敬意をたむけつつ、この地球上から諍い、争いや戦いがなくなるように祈りたい。