ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
トップページ > 市長の部屋 > 9月 「知らしむべし」への議会放映

9月 「知らしむべし」への議会放映

印刷 文字を大きくして印刷 更新日:1999年9月1日更新 <外部リンク>

 孔子様の言葉に「政治行政のすべてのことを全て民に知らせることは至難の業である。信頼されるような仕事を為すことが重要だ」という趣旨のくだりがある。なるほど当時は困難を極めただろう。しかし、情報化社会の便利な道具が揃う今日ではその至難の業も可能となり、皆に知らせることも容易になってきた。
 そんな時流を生かすだけの目的ではないが、9月1日開会の多久市議会では、ケーブルテレビを使ったテレビ放映実験が始まる。すでに放映を想定した議場内の照明テストや試験放映も先の6月議会で行われた。そのことは新聞記事にもなった。あとは放映にむけ議会の運営規則づくりなどである。そんな法的整備も含めたスタートは12月議会かとも想定されたが、議会も積極的な対応をしようとの気運も盛り上がり、本番なみの実験方式でスタートする予定となった。議会での議案提案と一般質問が放映される。
 カメラ目線は傍聴席と同じ位置だから、自宅に居ながらにして議会傍聴の視野を体験できると思われる。市政や行政の情報を透明にして、市民の市政参加をすすめることは、まさに時代の要請でもあるし、市民参加の政治行政を育む上に重要なことでもある。
 孔子様の生誕から2550年目にあたる今年、このようなチャレンジが21世紀への大事な一歩になることを願ってやまない。