先月初め、市役所内に営業本部を設けました。
「市役所に営業…?」と思われるかもしれませんが、これからは「営業」という発想が重要です。
何を営業するか。多久市内の産業の物産や産物の販売はもちろんのこと、企業誘致推進など、今まで以上に熱を入れ、力を込めるべき仕事だと考えたからです。さらには歴史や文化・芸術というもの、そして多久市内での暮らし方なども売り込みをする、あるいは知っていただきたいと考えています。もちろん「そう、あの多久市のような地域づくり、自治体経営をしたい」と思っていただくことも大事な営業なのです。いわゆる「売り込み」を徹底し、多久の価値向上をしていきたいのです。
もう一つの狙いはいわゆる「お役所仕事の打破」「発想の転換」です。民間企業経営では当たり前となっていることで、適切必要なものから行政の分野にも活かすべきだと思います。地方分権となった以上は、他の市町村はある意味でライバルです。また行政評価、事務事業評価など、行政そのものに今まで以上に経営というものが求められる時代になっています。
さっそく名刺に営業本部マークを貼り、相手に手渡しました。「役所に営業本部ですか」と感心しつつ、関心を示していただきます。ここからが始まりです。
猛暑に負けず、想い出の夏をお過ごしください。