2月　受験の冬

印刷文字を大きくして印刷更新日：2002年2月1日更新＜外部リンク＞

　受験シーズン真っ只中である。それぞれの夢を抱きつつ、志望校へ挑む。吐く息も白く、身も引き締まる季節の中で奮闘する受験生にエールを贈りたい。
　勝負はこれまでの努力。自己との格闘の成果だろう。神頼みもしたくなるのは本人だけではない。親も同様だ。担任教師だってかわらない。親戚や友人としても、合格祈願をしてあげたい気持ちでいっぱいなのだ。
　でも勝負はやはり本人にしかできない。扉を開けるかどうかは、そこで決まる。初めての挑戦。緊張も走る。再度の挑戦。去年を糧とし、今年こそ勝利してほしい。
　人生にはいろいろなチャレンジがある。本来、人生とは選択と挑戦の連続なのだ。いろいろな道が目の前に見えても、どこかの時点で、どの道を進むかを選ばなければならない。選ぶことで確かに限定もされる。しかし、選ぶことで腹を据えて努力することができるのだ。
　人生には巡りあわせもある。希望校に入れず、希望する研究もできず、希望する会社にも入れず、入社した企業が倒産するという憂き目にあった人がいた。でもそこまでに培った知識や技術をもとに、信頼する仲間とともに創業をし、世界的な企業に育てた人物がいる。「人生は熱意と心構え次第」とは、この人物の人生訓だ。最後まで諦めず、自分を信じて進んでいきたい。
　さあ無限の可能性に挑もう。ベストを尽くそう。
　ガンバレ受験生。（とし）