ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
トップページ > 市長の部屋 > 3月 スペシャルオリンピックスへの道

3月 スペシャルオリンピックスへの道

印刷 文字を大きくして印刷 更新日:2003年3月1日更新 <外部リンク>

 スペースシャトルの焼失の事故には驚きました。無念と痛恨の極みです。人間を月へ送ると唱えたのがジョン・F・ケネディー大統領でした。
 ケネディー家には障害者がいました。知的障害をもっていた姉のローズマリーです。家族は社会環境を考慮してローズマリーを外に出さないよう努めたといわれます。1963年に自宅の庭でデイキャンプが開かれました。知的障害をもつ姉の社会や友人とのふれあい、そして本人への励ましを願っての開催だったでしょう。後に大統領となるジョンをはじめ家族は、幼いころの姉のそのような境遇を多感に捉えていました。そして、障害のある人たちに屋外でのびのびとした時間を過ごしてもらいたい、スポーツで喜びを見出してもらいたいという活動が始まりました。5年後には活動が組織化され、さらには全米から世界へとスペシャルオリンピックスの輪として広がっていきました。
 スペシャルオリンピックスは、知的発達障害のある人達の自立と社会参加を目指し、日常的スポーツトレーニングと競技大会を提供する国際的スポーツ組織です。
 知的障害をもつ少年の渡米体験を扱ったドキュメント映画「エイブル」が3月21日に佐賀市文化会館で上映されます。ハンデがあっても、実はハンデの無い人以上の感性や情緒があり、輝く瞬間があるのです。障害の有無は人間融和にとってけっして大きな障害ではないことを感じとってほしいと思います。
(問い合わせ・電話0952-24-4535国際ソロプチミスト佐賀有明)