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9月 おめでとう中央中学校野球部

印刷 文字を大きくして印刷 更新日:2003年9月1日更新 <外部リンク>

 プロ野球の横浜球場で開催された全日本少年軟式野球大会で多久市立中央中学校野球部が優勝した。5年前の出場では初戦までだった。今度は九州大会勝利報告の時、平野監督は「まずは一勝」と手堅く語り、田中キャプテンは「ぜひ全国制覇」と気力を込めていた。さらに出発前には「あのイチロー選手もこの大会で勝利してからスタートした」とも語って臨んだ全国大会。試合毎に苦しさも厳しさもあったが、勝ち抜いた。ノーヒットノーランの快挙もやり、プロを目指す選手の多い選抜チームの横浜を破り、   決勝戦では前半リードされたが夢に向けての粘りで逆転勝利した。
 優勝決定の夜、校門前で今か今かと待った。23時過ぎにバスが到着し、元気な笑顔が飛び出してきた。中川校長の「日本一の万歳を」の音頭で月夜に歓声が響いた。前日に球場で応援した校長は「勝因は負けないチーム」とも。苦しい時も勝利を諦めない。クロスプレーのアウトには土をつかんで叩き付け悔しさも素直に表現した。その真っすぐな思いに勝利の女神は微笑んだ。全国制覇したいと願った選手達の素直な熱意とチームワーク、そしてここに至る一人一人の鍛錬と保護者の方々をはじめ応援に奔走した人たちの成果といえるだろう。
 かつて甲子園で優勝した佐賀商業チームにも多久市の選手がいた。当時の峯投手について「自分から走り込みをしていた」と父親の回顧談を聴いたことがある。自ら目標を立てて挑戦する情熱が事を成就させる。(とし)