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3月 「見る・聴く・言う」のサル年

印刷 文字を大きくして印刷 更新日:2004年3月1日更新 <外部リンク>

 今年はサル年。サルといえば「見ザル・言わザル・聞かザル」が有名だ。「悪事を見ず、聞かず、言わず」のようで、悪事で自身を汚さず、自らを清廉に保とうとの自己修養の意味もあるらしい。
 その言葉をヒントに、今年は「見る・聴く・言う」年にしようと“積極性”を呼びかけている。
 まずは「見る」。時流を見極めながら、多角的・長期的・本質的に物事を考えることを大事にしながら諸事に対応する必要がある。感性豊かな見方も大事である。
 次は「聴く」。最先端の情報やさまざまな意見を収集し、苦情も聴き、改善ヒントにして、効果的に活かせるようにありたい。心の耳も傾けて聴くことが重要。
 そして「言う」。市民参加を涵養(かんよう)する情報共有や説明責任を果たしながら、わかりやすい行政の実現を目指すとともに、外へ向かって情報発信を行うことが大切。
 それらを行いながら、行政運営効率化とコスト抑制などを進めていかねばならない。そのことは強調しすぎても、しすぎることがないという実感がある。来年度予算編成を取り巻く環境も、なかなか厳しい。過去からの継続支出を行いつつ、新規取り組みへの捻出が必要だが、なかなか苦しいところである。
 でも“積極性”を忘れず進みたい。希望とやる気のないところからは創造も生まれないからだ。鴬(うぐいす)の歌声とともに春が来る。陽光と花咲く季節だ。今月は卒業式もある。新しい巣立ちにエールを送ります。(とし)