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4月 厳しくなる財政へ対応するために

印刷 文字を大きくして印刷 更新日:2004年4月1日更新 <外部リンク>

 いよいよ春です。4月は新学期、新年度のスタートの月です。
 3月議会で審議を頂いた平成16年度予算の特徴は、国から地方へ財源として来る地方交付税の大削減です。多久市予算はここ数年、年間約100億ほどの規模で、そのうちおよそ3分の1が交付税です。交付税は元々は国税として集められ、均衡ある行政や地域振興等に活用されますが、削減は県や市町村の財政に打撃です。
 全国的にみれば交付税等12%削減で、16年度はどの市町村もやりくりが急に厳しくなり、当面の策として基金活用でしのいでいます。でもこのままでは数年後に市財政が立ち行かなくなることも危惧されるほどです。
 そこで議会審議と並行して各課ヒアリングを行い、新たな財政健全化を図る計画づくり作業を進めています。
 ここで重要なのが、市民の皆さんとの協働です。市役所も頑張りますが、「ここはひとつ市民同士でやってみよう」など相互協力していただくことが大きな意義をもってきます。「できることがない」と思われる人もあるかもしれませんが、健康に生活していただくだけでも健康保険や医療・介護の経費を減らすことができます。
 今までも市役所の人員・人件費や経費の削減、光熱費の削減等、できるところは行ってきました。それでもなお厳しい状況ですから、一層の改革推進は必須です。ご理解ご協力をお願いしたいと思います。(とし)