緊急事態宣言が9月末に終了予定です。でも油断は禁物。新型コロナウイルス感染症の収束は見通せずとも努力が肝心です。
佐賀県内の新規PCR検査陽性反応者は9月19日に4人。5人以下は55日ぶりで、状況改善努力の成果といえます。
8月には多久市内でも福祉施設クラスターが発生し感染が増加。県内各地でも高校の部活動等を通じた感染拡大、さらに家庭や職場で感染が見られ、懸念された状況からの改善です。
対策面でのワクチン接種は順調に進んでおり、市内の高齢者接種率は90%以上に達し、市民全体でも60%台であり、9月末には7割になる見通しです。
この状況を踏まえ集団接種会場は9月までとし、今後は市立病院と市内医療機関での接種となります。希望者に完全予約制で実施しています。不明点は市の健康増進課へお尋ね下さい。
ニュースでは変異株対策や3回接種などが話題ですが、対策としてのワクチン接種は重要です。マスク着用や消毒など感染予防をしないと、ワクチン接種すれば全く感染しないとは必ずしもなりませんが、仮に感染しても重症化しない効果があります。福祉施設で重症化に至らなかったのもこの効果です。
つまり、ご本人を闘病の苦痛から少しでも解放できます。高齢者等の重症化が減れば、医療現場への負担を幾ばくでも軽減できます。それにより、医療崩壊を防ぐことができ、通常の医療ニーズ対応が可能な状態を維持できます。そうやって大切な人を守れるようになるのです。
これらのこともよくご理解いただき、接種が可能で、希望される方は接種をお願いします。
秋のお彼岸には毎年と変わらず彼岸花が迎えてくれました。
実りの秋となりますように。