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【市長コラム】ダブル災害への対策(令和3年9月号)

印刷 文字を大きくして印刷 更新日:2021年9月1日更新 <外部リンク>

 今月号の表紙と特集は大雨災害。前例のない災害をお知らせすべく急遽変更したのです。
 コロナ禍で開催された東京五輪が勇気と希望を伝え8月8日に閉幕した後でした。11日から断続的に降り続く大雨となり、15日には、市内各所で降り始めから累計1000ミリを超過。連日災害対策本部で対策にあたりました。一昨年の時間雨量100ミリ級豪雨による破壊的災害報告はないものの、森林等での被災が判ってきました。
 一つは宇宙からの目が発見しました。宇宙航空研究開発機構(JAXA)の衛星画像分析で「多久市と嬉野市で山に異変の可能性」の情報が入り、急ぎ確認。現場は立ち入り困難なため消防団ドローン隊職員が活躍。確かに森の斜面がえぐられて破壊され、下方に損壊していました。
 もう一つは国土交通省ヘリコプター「はるかぜ」の空撮画像で多久と小城の市境の尾根から下方に大きく崩落し、沢で向きを変え県道を覆う被災です。こちらもドローンによる撮影で全体像が把握できました。
 これら最新技術による被災掌握情報は今後の対策事業に活用し、復旧に全力を挙げます。
 さらにお伝えしなければならない災害級の課題が新型コロナウイルス感染症感染拡大です。県内で感染が急増しています。
お盆過ぎ8月16日に初の3桁の114人の新規感染となり、18日に過去最多182人を記録し、6日間で821人。家庭内・職場内などでの感染、変異株、経路不明も報告されており、厳格な感染予防が不可欠です。
 市内のワクチン接種は高齢者9割、全体で8月中に5割を超えます。接種後も感染予防徹底は必要です。自分自身と家族と大切な人を守るためにワクチン接種と感染予防をお願いします。