12月　都大路を多久が走る

印刷文字を大きくして印刷更新日：2004年12月1日更新＜外部リンク＞

　多久高校が県高校女子駅伝大会で優勝した。前年に僅差で勝利を逃した選手たちは、何よりも悔しい思いを体験してきた。その後の、粘り強い努力と練習が花開いた。勝利報告の選手たちは礼儀正しくもあった。人間ができてこその勝利でもある。
　創部3年にして都大路出場の快挙。部員たちの瞳も輝く。県大会では、必ずしもベスト状態でなかった選手も「今日は皆でタスキをつないで勝利する」と確信していた。確信できる程の練習を積んできたのだ。それを証明するかのように見事な走りを生み出した。
　キャプテンも部員をまとめ、気運を高めた。皆が心ひとつにゴールテープを切れたことを喜んでいた。選手たちは伊万里や鳥栖など県内各地から集まっている。だから日々合宿生活でもある。それを励まし支えて下さる保護者や関係の皆さんにも改めて感謝したい。
　稲葉監督は選手達を我が子のように育てておられる。また、毎朝、多久高校入り口の交差点には生徒指導の監督の姿がある。温かくも厳しいケジメが好きだ。
　さあいよいよ県代表として12月26日に京都の都大路を走る。もちろん「多久」のゼッケンとともに。
その雄雄しきチャレンジを応援したい。大会出場には準備、試走、派遣などの経費も必要になる。私たちも応援の有志となり、多久高校を支援しようではありませんか。そして26日には一緒に応援しましょう。（とし）