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1月 飛翔の酉年に

印刷 文字を大きくして印刷 更新日:2005年1月1日更新 <外部リンク>

 あけましておめでとうございます。
 希望あふれる2005年・平成17年の新春のお喜びを申し上げます。
 昨年は市制施行50周年の節目の年でもありました。節約予算ながら、諸事業に市民の皆さんから多くの知恵と力添えをいただき行うことができました。改めて感謝申し上げます。諸々の行政課題についても、議会と連携して解決に努めつつ市勢発展を図っています。
 また昨年は1月の大雪、夏の猛暑・豪雨、秋の台風・地震と災害の多い年でした。特に台風23号被害は市内の山林や家屋等におよび、その後に、決意も新たに奮起されている皆さんに心からのお見舞いと激励を申し上げます。
 さらに皇太子殿下の行啓では、親しくお言葉を賜り、天皇皇后両陛下と殿下の多久への深いお心寄せも拝聴し、感激し、身の引き締まる思いでした。
 さて、地方を巡る財政状況はまだ厳しいだけに、生産性の高い行政を目指す行財政改革推進が重要です。そのため来る4月から、総務部・くらし部・まちづくり部による部制を初始動させます。少数精鋭でのサービス向上努力にご理解とご協力をお願いします。
 また「文教の里・多久」といわれるにふさわしい、学力向上など教育の本質的な課題にも改革の力を注ぎます。あわせて豊かな自然環境を活かし育んだり、心かよう福祉づくりの促進にも多角的な改革改善に努めていきます。
 酉年の今年は、これまでの半世紀に及ぶ多久市の歴史の上に、市民の皆さんとともに、新たな歴史を刻み、切り拓き、飛翔する年にしたいと存じます。
 「志立たざれば、天下に成るべきの事なし」(王陽明)という言葉があります。志は、不屈の忍耐力を与え、崇高な志への挑戦は活力を生み出します。多久高校女子駅伝部の活躍も、都大路の夢への挑戦という立志からでした。
 思えば私達は、人類史の先端を生きています。それを認識し、自分自身と天分を活かし、自分と家族と社会と時代のために何ができるかを考え行うことは有意義です。そこを起点に「今年こそ」の立志をしたいものです。
 そのような観点もとらえつつ、時代の潮流をつかみながら政策も構想し、市民・市議会・市役所の三位一体を市政発展の基本に、皆さんとともに「住みたい美しいまち・多久」の創造に本年も全力を尽くす所存であります。
 今年もよろしくお願い申し上げます。(とし)