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6月 古川貞二郎・前内閣官房副長官の講演

印刷 文字を大きくして印刷 更新日:2005年6月1日更新 <外部リンク>

 「道は開ける」。この言葉を座右の銘とされているのが前内閣官房副長官の古川貞二郎氏だ。総理大臣を支える重職を果たされた。村山・橋本・小渕・森・小泉の各内閣に仕えられ、在任最長記録で勇退された。
 私も公私にわたりご厚誼を頂いている。市長就任のあいさつに伺い、その後いろいろな折にご助言やご指導をいただき、予算や施策へのご理解や支えをいただき、誠に心強い存在。昭和天皇崩御の大葬の礼などの実務総責任者として任務を果たされつつ総理を補佐し国家国民に仕えられた。
 その古川前副長官が中央公民館で講演を頂いた。総理官邸の職務遂行分担、時代変革のとらえ方、課題への対処法など、深遠で広範な内容は実に示唆深く、聴衆の皆さんも熱心に耳を傾けられた。前人未踏の難しい仕事には「ワクワク」して挑み、誰でもできて当然という仕事には「ドキドキ」して臨んだと回想された。
 さらには私への過分なる期待と激励をいただき、恐縮しつつ、さらに公務に精励せねばと決意も新たにした。
 「選ばねばならないなら、難しい方を選んだ方が間違わない」とも。困難なだけに人は渾身の力を集中させて臨む。気も手も抜かぬ努力をいとわない。その緊張感がいい仕事をつくりだす。そして、必ず道は開けていく。
 「志を高くもつ」ことも力説された。偉くなれではない。「自分以外の者のため力を尽くして生きる」ことの貴さを訴えられた。行うは難きこと。だからこそ、皆で励んで良い世の中を創造しなければと響いた。(とし)