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8月 地域再生認定式と憲政の神様

印刷 文字を大きくして印刷 更新日:2005年8月1日更新 <外部リンク>

 「美しいまち多久」を目指す多久市の地域再生計画が内閣府から認定を受け、交付金として予算確保の道を開くことができた。認定書授与式のため皇居近くの憲政記念館へ出かけた。首長本人のみに渡すという内容で、定刻前にはリハーサルという念の入れようだ。
 授与式は定刻に開始。クールビズ・スタイルで登壇された小泉首相が、地域から活性化の風が起こることへの期待を述べられ、代表者へ授与された。その後に総理大臣、官房長官、担当大臣ほかとともに記念撮影となり、並んだら、ちょうど総理の後ろに立った。「論語カルタでお馴染みの多久から参りました」と申し上げると、振り返り、ヨッという仕草で手を挙げられた。
 憲政記念館では久々に展示を見た。歴史に名を残す尾崎行雄、犬養毅の肉声録音を聞くこともできた。憲政の神様と称賛された尾崎行雄先生の記念コーナーもある。印象深いのは尾崎翁直筆による「人生の本舞台は常に将来にあり」の書。20代の頃に人生に悩んでいた時、ここでこの言葉に出会い、励まされた。
 今は苦境でも、きっと活躍の時が来る。その日のため苦しくとも地道に力をつけよ。その教訓が心に響いた。
 自治体財政も厳しい時代。制度改革議論もある。だからこそ、なおさらここで努力して道を拓かねばと思う。多久としての心豊かな将来の本舞台の創造を目指して。そして、夢をたくせる未来づくりのために。(とし)