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9月 夢はかなう

印刷 文字を大きくして印刷 更新日:2005年9月1日更新 <外部リンク>

 「夢をかたちに」の言葉は、ディズニーランドの創始者ウォルト・ディズニーが目指す理念としていた。最近ではスペースシャトル宇宙飛行士の野口聡一さんが「夢をめざせ」と子どもたちにメッセージを送った。
 以前には初の日本人女性宇宙飛行士の向井千秋さんも「夢はかなう」を信条とされていたと聞く。向井さんが留学生時代にホームステイした時、ホストファミリーのお母さんに「千秋、あなたの中にドリームがあるなら、あきらめないでね。夢はあなたがその実現を願っていれば、いつかきっと叶うから、絶対に夢をあきらめないで」と励まされた。その言葉は向井さんに力を与えた。そうか夢はかなうのだ。その瞬間から、子ども時代から漠然と願っていた宇宙飛行士になりたいという夢を追いかけ始め、数年後には宇宙飛行士に選ばれた。
 日本語の夢という言葉、その響きは「ゆめ」と何となくかよわくも聞こえる。それに比べ、夢にあたる英単語のドリームは、響きも力強い。「ドリーム・カム・トゥルー」とは夢が現実になる、夢が叶うという意味だ。第一歩は夢を描き、実現を強く願うことから始まる。
 でも一方で、日本はいま、世界主要国アンケート結果では、子どもたちの将来への夢や期待が弱い国になっていまっている。子どもたちの心に「夢はかなう」と思えるような力を贈りたい、与えたい。そのためにも私たちはしっかり頑張っていこうではありませんか。(とし)