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1月 「融通無碍(ゆうずうむげ)」の躍進を

印刷 文字を大きくして印刷 更新日:2007年1月1日更新 <外部リンク>

 あけましておめでとうございます。
 希望に満ちた新年をお迎えのことと存じます。市民の皆さんにとって本年が素晴らしい年となることを念じながら謹んで新年のお慶びを申し上げます。
 市政も多くの皆さんのご支援を受けて運営できており、感謝申し上げます。
 ようやく地方への景気波及を感じる状況です。まだまだの感もありますが、好転チャンスを生かしたいものです。
 昨年は、力点を置いた企業誘致等で成果を得ました。また公共下水道のスタートや、消防力充実などを進め、さらに定住促進や行政改革に努め、創意工夫で元気づくりを図っています。
 けれども財政的には地方交付税改革等も進行中という厳しさもあり、市財政を油断なく凝視してこの難局を乗り切る覚悟です。難局克服への理解をいただきつつ、「住みたい美しいまち多久」の実現へ、未来創造を目指します。
 昨年、何とも悲痛だったのは子どもたちのいじめや自殺の報道でした。教育が揺れています。それは自覚・責任感不足の親の問題でもあり、大人がつくる環境の重要性は強調しても、し過ぎることはありません。多久ではそうならぬよう、皆で努めていきましょう。
 秋には献穀米の宮中献上を見事に仕上げることができました。地域農家の方々とともに五穀豊穣の有難さをかみしめました。その後、豊かな海つくり大会でご来県頂いた天皇皇后両陛下から親しくお言葉と激励を賜り、さらに市政発展と人格陶冶に勤しまねばと決意を新たにいたしました。
 新たな道を切り拓くには信念と「融通無碍」が重要です。
 融通無碍は、辞書には「行動や思考がなにものにもまったくとらわれず、自由である」とか、「一定の考え方にとらわれることなく、どんな事態にもとどこおりなく対応できること」(広辞苑)とあり、実に力強く頼もしい内容です。状況や変化に柔軟に応じ、目指すゴールは確実に達するという姿勢であり、そのような自由で素直な発想や実行力を大いに伸ばしたいものです。
 お正月は、寒さの中に凛とした空気で、瑞々しい生命の輝きを感じる時でもあります。日本の豊かな自然や文化そして礼儀などを再認識し、新たな時代の礎になるよう私たちも実践しながら努め、伝えることが肝心です。
 「宿命に生まれ、運命に挑み、使命に燃える」。そんな思いで臨む新しい年も、どうぞよろしくお願いします。
 皆さんのご繁栄ご多幸を心よりお祈り申し上げ、年頭のごあいさつと致します。
                                                             多久市長 横尾 俊彦