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2月 新成人よ大志を抱け

印刷 文字を大きくして印刷 更新日:2007年2月1日更新 <外部リンク>

 若者の飛翔を願った成人式での市長あいさつから紹介します。
 皆さんには「一流の人」になってほしいのです。誰もが全て1番になることは叶いませんが、「一流の人」には誰もが努力次第でなれます。5年後、10年後、20年後、30年後、40年後の自分を想像してください。どんな人物になるか、家族や友人は、仕事や専門性、地域との関わりや健康など、さまざまな可能性をイメージするのです。人は目指す方向に進みますから、その自覚は大事です。もし今は夢を描けなくても、夢を描くことにはチャレンジしてほしい。何事も願うことから始まります。夢に見るほど真剣に願い、努力をする。そうしていれば、チャンス到来のとき、そのチャンスをつかむことができます。
 「BOYS BE AMBITIOUS(青年よ大志を抱け)」は1877年4月16日にクラーク博士が札幌農学校を去る日に語った有名な言葉です。この後に、自分自身の名誉栄達や金銭のためでなく、自分の才能を伸ばし、世の中に必要とされる人物になるよう大志をもち努力せよという趣旨の言葉が続きます。在任中のクラーク先生は「BE GENTLEMAN(紳士たれ)」を信条として、若者達に指導をされていたのでした。
 これらの言葉に込められている精神や期待を忘れず、いかなるときも、自分を見失わず、毅然として、苦しきときも努力忘れず、有頂天でも自分を見失わず、弱い人には手を差し伸べ、正しきことを求め、自分以外の人のために努めることのできる人物になってほしいと心から願っています。
 それこそが、すばらしい多久市、佐賀県、九州、日本、そして世界をつくる大事な基礎になります。(俊)