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3月 多久のランナー・活躍光る

印刷 文字を大きくして印刷 更新日:2007年3月1日更新 <外部リンク>

 今年は亥年。猪突猛進が有名だが、年初から多久の陸上の選手たちが懸命にいい走りを見せてくれている。
 まずは新春恒例の箱根駅伝。市報でも紹介されたが、優勝した順天堂大学チームの最終ランナーで、区間新記録をもって優勝のゴールテープを切ったのは松瀬元太選手だ。見事な走りに内外で歓声が沸いた。別大マラソンへの挑戦もしている。
 そして2月は県内一周駅伝。今年は順位を上げて12位となった。しかも全コース合計では約36分の短縮。躍進賞に輝いた。34区間の襷レースだから、平均で1人1分以上も縮めたことになる。すごい。若手の躍進もすばらしい。中学生の田中選手は一般女子と一緒に走り、区間3位の走りを見せた。ベテラン勢もガッツとベターランで健闘した。その反省会で、選手はもちろん、サポート部隊やお世話頂いた方々も、なんとも素敵な笑顔だった。「あの区間を走らせてもらい有難うございました」という感謝の声もあったという。それだけに感動の走りだったのだろう。船津監督の「来年を期して」のあいさつが力強く響いた。途中は、風や雨との戦いもあったし、その日にあわせる体調管理も大変だったと思う。本当にご苦労様でした。
 人生もマラソンや駅伝にたとえられる。ゴールを目指し、一歩一歩が勝負。あせっても、あきらめてもいけない。ここまで練習したという努力に裏打ちされた自信が力にもなる。
 それに「君、時というものは、それぞれの人間によって、それぞれの速さで走るものなのだよ」(シェークスピア)という教訓や、「この道より、われを生かす道なし。この道を歩く」(武者小路実篤)という決意も大事にしたい。さあ春到来。(俊)