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4月 地方分権時代の選挙

印刷 文字を大きくして印刷 更新日:2007年4月1日更新 <外部リンク>

 4月には統一地方選挙が行われます。県知事・県議会・市議会に、地方分権時代を担う首長や議会議員を、主権者である有権者が参政権を行使して選出することになります。
 多久市議会の議員選挙も行われますが、今回は、市議会自らが議会改革の視点で決定された定数削減によって、前回に比べ4人減となり、定数は16人と改められています。
 実はこの4月1日から、改正された地方自治法が施行されます。例えば助役、収入役(多久市では既に行革の目的で収入役を廃止しています)は全国的に廃止となり、新たに副市長、会計管理者という職が設けられる等の内容です。副市長は市長の特命を受けたり、権限委任されたりできるようになりますが、今後の市政運営を進めながら、改善を行うことにしています。
 今回の地方自治法の改正過程では、地方議会の存在意義や機能充実に大きな期待も寄せられました。つまり、議会の活性化こそが地方分権時代を担う地方公共団体(都道府県や市町村など)づくりに重要だということです。自治の充実の一翼を担う機関として、議会もさらに改革されるべきとの議論が地方制度調査会などで行なわれました。特定地域や関係団体の利害のみに偏した思考や行動を超越して、より広い観点や理念から、地域振興や教育・福祉の改善などに議会としても貢献することが重要との趣旨からです。この背景には財政赤字を放置した夕張市議会の責任と反省などもあるようです。それだけに、議会の議論やチェック機能が大切になるという時代の潮流です。
 地方分権時代、自主選択・自己責任時代にふさわしい代表者を選ぶ選挙です。必ず投票にお出かけください。(俊)