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9月 高円宮妃殿下をお迎えして

印刷 文字を大きくして印刷 更新日:2007年9月1日更新 <外部リンク>

 全国高校総体アーチェリー競技が多久で開催され、全てを成功裡の内に無事に終えることができました。これもひとえに多くの方々のお力添えのおかげであり、心から御礼を申し上げます。
 県勢も奮闘し、個人では厳木高校の吉永君が2位、団体では高志館高校が女子優勝、厳木高校が男子7位入賞でした。
 特に女子決勝戦は手に汗握る接戦でした。そのとき貴賓席では高円宮妃殿下久子様が熱心に観戦され、地元優勝に「一緒に写真を」と笑顔でリードいただき、歓声が沸きました。この大会は高円宮賜杯選手権大会を兼ね、毎回ご臨席されています。
 多久市は主催者として妃殿下お成りの対応をしました。時に妃殿下と直々の会話にもなり、宮様のカナダご留学時代に私もカナダ留学していたこと、スペシャルオリンピックやJリーグの支援などの話題が続き、お人柄に感銘するひとときでした。
 佐賀城本丸歴史館、日本赤十字創始者・佐野常民記念館、多久聖廟をご案内しました。子どもたちが日の丸小旗で見送る時「写真を撮りましょう」と、すっと列の後部に自ら回られ「端の方も撮影できますように」のお心遣いもなさいました。
 それぞれの場面のお姿に使命感を見る思いでした。亡き高円宮殿下への尊敬と信頼、愛情を感じずにはおられませんでした。時に「宮様はこのように…」とも語られ、あたかもご一緒にいらっしゃる感じさえしたのは私だけではないと思います。
 オープンでフランク、そして細心の心配りと笑顔に感じ入る事の連続でした。かくも宮家を近く感じうるものかと感心し、人との対応はかくあるべきとお教えいただく2日間でした。(俊)