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10月 わが故郷は緑なりき

印刷 文字を大きくして印刷 更新日:2007年10月1日更新 <外部リンク>

 防災力充実に活かすために空から市内を視察した。国土交通省九州整備局のヘリコプター「はるかぜ」で、市陸上競技場から秋空に離陸した。辻消防署長、陣内消防団長も一緒だ。
 上空に舞い上がり、第一に感じたことは緑の美しさだった。故郷の野山も川も田畑も輝いている。実に美しい地域だと実感した。そして河川をたどるように上流から下流へ、あるいは河口から中流へと飛行した。防災パトロールで毎年のように巡視している箇所も改めて空から確認できた。
 地上を走っていると大きく見える河川も上空から見ると小さな流れにもみえる。一級河川としては小規模ですとの説明もあった。堤防充実や河川改良の必要な地区の話もした。それらの情報と対策をかみあわせて平時の備えも高めたい。万が一の時には、上空からのいわば鳥の眼で見えることを参考に適切な対策を迅速に実行したい。その意味でも関係者が一緒に飛行し、ヘリ映像の市役所への送信実験もでき、意義深かった。
 ところで去る9月12日、安倍総理の突然の辞意表明は衝撃的ニュースだった。すぐに地域の充実と地方分権改革推進の重要性と期待についてコメントを発表した。25日の国会で新たに福田総理大臣に決まった。
 この局面には、次代を拓く創造的な政治の展開と、地方分権改革など、地方で汗をかいている人々に夢と希望と勇気をもたらしうる施策を展開してほしいと強く願っている。
 我々自治体もその最先端を担う自負で頑張る覚悟だ。時代と地域を鳥の眼で見渡し、未来に向けて飛躍を試みたい。そして緑豊かな故郷を育み、発展させていきたいと思う。(俊)