あけましておめでとうございます。
多久聖廟創建三百年にあたる新年が明けました。皆さんにはそれぞれにご家族そろって新春をお迎えのことと存じます。皆さんにとりましても、光明に満ち、努力が成果となる実り多き年となりますようお祈り申し上げます。
さて、昨年正月は箱根駅伝で東多久町納所出身の松瀬元太選手が優勝テープを切った年始めでした。夏の甲子園高校野球では佐賀北高旋風が吹き、高校総体アーチェリー競技は多久市で開催され、高志館高校が優勝しました。
市政では企業誘致も順調に進めることができました。力を注いだだけに嬉しい手ごたえでした。今後も市勢活性化に向け大いに頑張って参ります。
しかし全国的に地方自治体はまだまだ厳しい財政状況です。そんな中ですが、北部小学校体育館や東多久公民館の新築など順次進めています。防災行政無線基本設計も進めました。多久駅新駅舎も1月27日に使用開始です。
福祉では多久が県内一位の健康指導評価も得ました。さらに安心安全の向上を図るとともに、「学校に行くなら多久」と言われるような教育の充実などにさらに努める所存であります。
大いに輝く年にしたいと存じます。
思えば聖廟300年祭の正月をともに迎えうること奇蹟ともいえます。
この記念すべき新年に際し、「心に喜神を持ち、絶えず感謝を含み、常に美徳を磨く」で臨みたいと思います。
何事においても物事の明るい面を見て、喜び感謝して受け入れるようにありたいものです。都合の良いこともそうでないことも、まず感謝して受け止める。天が自分に何を悟らせようとしているのかと考えれば、苦難にも立ち向かえます。その時に心の中に喜神を持ち、感謝する心を含むのです。できれば他人も笑顔にする。
人としての美徳もお互い高めたいものです。人間的にも素敵な人物になる努力をする。それには陰徳を積むことが大事です。多久は「美しいまち」を目指していますので、三百年祭の年に市民総出の掃除ができたらと思います。
皆で美しいまちを創るのです。掃除を通して、人の心は磨かれます。他人や物事に対しても謙虚で思いやりのある言葉や行動ができるようになります。その心を広めて真に美しいまちにするのです。「人も心も美しいなあ」と記憶に残る多久市に高めたいものです。
天命を信じ人事を尽くします。
市政へのご理解とご協力をお願い申し上げ、皆さんのご家族ともどものご健康とご多幸、そして、ご繁栄を祈念し、新春のごあいさつとさせていただきます。(俊)