ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
トップページ > 市長の部屋 > 2月 多久駅・新駅舎が完成

2月 多久駅・新駅舎が完成

印刷 文字を大きくして印刷 更新日:2008年2月1日更新 <外部リンク>

 多久駅の駅舎新築と自由通路開通をあわせて式典を行った。
 唐津線は殖産興業を支える石炭積出し路線として整備され、最初の駅舎は明治32年に莇原駅としてでき、昭和9年に多久駅となり旧駅舎ができた。今回の駅舎は3代目にあたり、駅周辺区画整理事業の進展により線路を南へ約50m移すことに伴い橋上駅として新築されることになった。新駅舎の南北には駅前広場も整備され、人々の交流や活性化も期待される。
 式典前日の1月26日、最終列車が出たあとの23時過ぎに多久駅に出かけた。線路の切替えなどの重要工事が行われるので、それを見届けるとともに、夜を徹して工事にあたる方々に感謝を伝えたいと思ったからだ。冷え込んでいく夜空の下、東西の踏切と駅舎あたりに照明が輝き、作業中の人々の影が見えた。その数約200人以上と思えた。旧駅舎で監督役の方にあいさつした。作業現場を間近に見ると、まさに手作業の連続で感心した。不要となる鉄路を切り、テコをつかって掘り起こし、人の手で上げて運ぶなどの作業が続く。鉄路はこうして敷かれ、人々や物資を運んだのだ。新駅北側広場予定地あたりに仮説道路工事が進み、南側には式典会場テントが整備され翌日の本番を待 っていた。23時50分には旧駅舎改札口が閉鎖された。
 27日の式典は青空と燦々と降り注ぐ陽光に恵まれた。多くの市民の皆さんも駆けつけて下さり、祝うことができた。獅子舞や緑が丘小学校鼓笛隊の演奏と地元の子どもたちによる餅つきで華やかさを添えてもらい、ホームで列車を見送って式典を閉じた。それぞれに記念写真をする方々も見られた。新駅舎は街の新玄関になる。それにふさわしい元気のでるまちづくりを展開したい。(俊)