ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
トップページ > 市長の部屋 > 7月 TVタックルと地方分権改革

7月 TVタックルと地方分権改革

印刷 文字を大きくして印刷 更新日:2008年7月1日更新 <外部リンク>

 TVタックルという番組に出た。そのおかげで、いろいろな方から「多久市長として出ていましたね」「頑張ってください」などの激励を今もいただいている。5月の収録は2時間だったが、放送時間は50分程だから、見事な編集がなされている。実は冒頭部分で多久聖廟のことや今年が三百年になることなどを紹介した。レギュラー出演者から質問もあり、その一部でも放送されれば多久を全国に知ってもらえると期待した。しかしこの日のテーマは道路財源だったので見事カットだった。それでも20年以上前に1度出会っただけの人からも多久市役所までメッセージを頂戴した。改めて報道の力を感じた。
 実はこのきっかけは地方分権改革推進委員会だった。中央官庁からのヒアリングで激しい質疑を行っている頃、議論を傍聴していたTVスタッフからの依頼で始まったのだった。
 その地方分権改革だが、昨年4月に総理大臣から委員に任命され、丹羽宇一郎委員長を中心に熱い議論を続けている。5月30日に第1次勧告を首相に提出し、それを受けて政府は6月20日に「地方分権改革推進要綱(第1次)」を決定した。「基礎自治体優先」「生活者の視点に立つ地方政府の確立」などが勧告の基本的考え方で、具体的な改革提示もした。「勧告」と「要綱」の一部表現の違いについて、記者に「表現が丸くなったのでは」と尋ねられ、「丸くなれば転がしやすくなる。まずは地方分権改革を前に進転させることが大事」と応じた。ほとんどの事項については勧告どおりとされており、しかも勧告後に速やかに政府方針を決定いただいたことは有意義なことである。
 真の政治のリーダーシップに期待したい。(俊彦)