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1月 「温故創新」元年に

印刷 文字を大きくして印刷 更新日:2009年1月1日更新 <外部リンク>

 新年おめでとうございます。皆さんにはご家族お揃いで新春をお迎えのことと存じます。新年が輝く充実の年となりますようお祈り申し上げます。
 北京五輪開催の昨年は、多久聖廟の創建三百年で、皆さんから沢山のお力添えをいただき、改めて感謝申し上げます。
 友好交流十五周年の訪中では孔子生誕地・曲阜で熱烈歓迎を受け、北京では直系ご子孫・孔徳懋女史との再会も叶い、素晴らしい交流となりました。
 孔子像修復やふるさと応援の寄付にも多くの方々から浄財を賜りました。
 故郷愛に感動するとともに、より良い多久づくりのため、さらに全力を尽くさねばとの思いを強くしました。
 秋には、複数の日本人科学者がノーベル賞に輝くニュースが届きました。地道な努力は裏切らないという教訓と人間力の大切さを教えられました。
 しかし、米国での金融破綻に端を発する世界的景気後退の波は日本にもおよび、企業業績悪化、人員削減、内定取消しなど雇用不安も広まっています。
 これらの厳しい状況にも対応しつつ地方分権などの時流も見極めながら、さらに市勢発展に努力していきます。
産業面では、誘致企業の本格操業や市内農商工業の発展を支援し、地域振興と定住促進を図ります。教育関係では、教育委員会での小中一貫教育と学校統合の答申決定を受けた準備に万全を期し、教育充実を図ります。乳幼児医療費助成では、就学前児童の自己負担無料化を4月から始めます。県内トップの健康づくりではメタボ予防の健診率向上が必要です。安心安全基盤のための防災行政無線も6月に稼動予定です。ほかにも施策を展開し、キラリと光る「美しいまち・多久」を目指します。
 私は「温故創新」を提唱しています。「故きをたずね新しきを創る」です。知るのみならず創るのです。先人の努力や歴史に学び、創意工夫を加え、熱意をもって未来創造に挑むのです。今年を新スタートの年にしましょう。
 今年は孔子生誕2560年の年に当たります。日本人の品位向上に重要な役割を果たした「論語」などから、仁や恕を学び、人生や社会の基礎である人間力向上に努めたいものです。
 その成就には「日に日に新たな」努力が不可欠です。たとえ小さな事でも、目標を立て、日々真摯に努力を重ねる。その歩みの過程で人間力も高まり、いずれ大事も成るはずです。
 今年も、天命を信じ、人事を尽くします。市政へのご理解ご協力をお願い申し上げ、皆さんのご多幸ご繁栄を祈念し、新春のごあいさつとさせていただきます。
                                                              多久市長 横尾俊彦