9月2日、新たに野田内閣が発足した。民主党代表選挙を勝ち抜く際の演説で「どじょうのように泥まみれになって頑張りたい」と述べたことから「どじょう内閣」とも称されている。
実は野田佳彦内閣総理大臣は我が友である。多久でも一緒に走った。ともに松下政経塾第一期生で、寮も同室の縁。「ノダちゃん」「ヨコオちゃん」と呼び合う仲。ご本人はきわめて真面目。いわゆるパフォーマンス志向せず、軽薄を好まず、どっしり進むタイプ。だから直面する課題は山積でも、野田首相は懸命にひたむきに努めるはずだ。政治家とは命懸けの仕事と覚悟しているから。
同様に清新な緊張感とひたむきな努力で日々頑張っているチームがいま多久市にいる。多久市消防団女性消防隊だ。いままさに今月の全国女性消防操法大会にむけて訓練の真っ最中である。
日々のそれぞれの仕事のあと、多久消防署そばの訓練会場に集まり、機械操作、ホース延ばし、伝令、放水、小隊行動などを指揮者の号令とともにきびきびと行い、完成への練磨を続けている。
目指すは10月19日に横浜で開催される全国大会。これまで県の消防操法大会、市の消防団訓練大会、市内町民体育大会で、展示を行った。
軽可搬ポンプによる消防操法の動きは、素人目には一見簡単に見えるが、緻密さも正確さも迅速さも要求される。それだけに訓練に限界はない。
伸びやかに実力を発揮し、ひたむきで、さわやかな姿を披露してほしい。頑張れ!女性消防隊!
市長 横尾俊彦