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1月 昇竜飛天の年に

印刷 文字を大きくして印刷 更新日:2012年1月1日更新 <外部リンク>

 新年おめでとうございます。皆さんおそろいで、新たな希望のもとに新春をお迎えと存じます。この新年の皆さんの繁栄幸福を心よりお祈りします。天変地異・艱難辛苦の年ともいえる昨年を越えて、今年は辰年にあやかり昇竜飛天の年にしたいものです。
 去年三月十一日の東日本大震災に際しては、被災地支援に市民の皆さんから迅速で多額の義援金等をいただき感激いたしました。改めて感謝します。
 大震災では、絆や普通のくらしの貴さを教えられ、さらに従来の生き方を超えて新たな道の模索が重要と感じた方も多いと存じます。特に福島原発事故の収束は国家の最重要課題となり、市の防災計画にも新たに対策項目を加え検討中です。佐賀県は原発立地県でもあり、長期的視座と慎重で充分な考察や取組みが重要といえます。
 経済面では震災影響に加え、一ドル七十円台の円高、欧州危機などで日本経済の将来見通しの厳しさが解消しきれません。とはいえ世界トップレベルの日本の技術力を活かす国家としての繁栄戦略確立と実践が不可欠急務です。
 地方財政も厳しい状況ですが、市政運営に関しては、財源確保と選択・集中による事業推進に努める所存です。
 昨年着手した第四次総合計画により「文教・安心・交流」など活性化を目指し、ムリ・ムダのない堅実財政運営に努め、長寿健康福祉、企業誘致・定住促進、元気おこしなどに取組みます。
 小中一貫教育・学校再編については二十五年春開校に向けて通学対策・跡施設活用などの協議も進めます。文教の里・多久にふさわしく、子どもたちが誇りを持って学び、切磋琢磨しながら二十一世紀型スキルを習得し、自ら未来を拓ける教育充実を図ります。
 これからは地方分権・地域主権改革の時代でもありますので、自治基本条例制定や市民協働の取組みを推進し、自治体経営充実も図っていきます。
 今年は辰年。龍の年です。多久聖廟には百余の龍が絵・彫刻として描かれています。土曜日(十時~十五時)開廟していますので廟内でご覧ください。孔子の教えに学び、先覚者を顕彰しつつ、聖廟の世界遺産登録を目指すなど新たな活性化に挑みたいと考えています。今年も「天命を信じ、人事を尽くす」の心で真摯に努めて参ります。
 一年の計は元旦にあり、一年の健康は健診にありです。健診日を決め必ず受けてください。皆さんのご健勝とご多幸をお祈りし、年頭あいさつとします。

市長 横尾俊彦