2月　世界教育会議と21世紀型スキル

印刷文字を大きくして印刷更新日：2012年2月1日更新＜外部リンク＞

　昇竜の佳勢へ期待高まる新年だが、経済面では前代未聞の状況である。1ドル70円台、1ユーロ90円台という円高を経験。欧州信用危機も解消せず、S＆P評価ではフランス等9カ国の格付けが1ランクダウンした。そのため経済指標も不安定さを濃くしている。まさに要注意だ。
　　他方では未来の繁栄創造と人類の課題に挑む人材育成が改めて強く求められてきている。
そんな新時代を創造する教育充実の観点から世界教育会議が英国ロンドンで開催され、2年前から「21世紀型スキル」が注目されている。
　この21世紀型スキルとは、

洞察的思考力と問題解決能力
コミュニケーションとコラボレーション（チームワーク）の能力
自立的に学習する能力
ICT（情報テクノロジー）活用能力
グローバルな認識と社会市民としての意識
金融・経済に関する教養
数学・科学・工学・言語・芸術などの分野への理解力
創造性、といわれる。先進事例のキーワードはイノベーション（革新・刷新）だ。欧米・アジア諸国はこのスキルを強く意識し、教育充実に向け積極的に推進している。それはまさに地球化時代の国家としての未来開拓力向上である。日本もこの人材育成分野で躍進を急ぐべきだ。

　未来は若者の思考と行動の中に生まれる。基礎力に加え、21世紀型スキル習得が不可欠だ。
　未来の大切な人材を目指し、頑張れ受験生！

市長　横尾俊彦