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9月 「やればできる」~五輪と復興支援

印刷 文字を大きくして印刷 更新日:2012年9月1日更新 <外部リンク>

 英国ロンドンで三度目のオリンピックが開催された。204の国と地域からアスリートが参加した。今回、日本は史上最多の38メダルを獲得した。
 競技開始直後の思わぬミスで「五輪には魔物が住む」と実感した体操の内村航平選手は、その後に平常心をとりもどし個人総合優勝に輝いた。水泳の北島康介選手は期待の三連覇を逃したが、挽回して団体リレーで銀メダル。女子団体も銅。
 女子サッカーなでしこの銀メダルへの道はまさにドラマ。「このピッチに立てることを感謝し、ここに立ちたくても立てない人の分まで頑張ろう」と宮間主将は語って決勝に臨んだ。感謝が力になる。W杯優勝時のライバル米国と熱戦を展開。
 残り2秒で並び逆転したフェンシング、女子卓球は悲願の銀。レスリングの小原・吉田・伊調・米満は金。女子バレーも感動の銅メダル等、「やればできる」と復興等に直面する国民を励ました。
 銀座の歓迎パレードは50万人の観衆であふれた。「改めて応援の大きさを実感した」と歓喜の声。
 まさに8月前半はオリンピック一色だった。
 盆を越え、8月末に被災地を訪問した。陸前高田の奇跡の一本松にも対面した。その勇姿に負けてはならない。南三陸の防災庁舎は惨劇を語る。周囲には今も喪失感が残る被災市街地。まだまだやるべきことも多い。「だから気を引き締めて事に臨む」の思いが光る。それには人的支援が重要だ。
 「やればできる」を叶える復興のためにも被災地を忘れず、支援を広げ継続することが肝心だ。

市長 横尾俊彦